浜名湖エリアの分析

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浜松市・湖西市が発表した『浜名湖観光圏整備計画』平成26年6月23日の報告書による
浜松・湖西・浜名湖の強み・弱みの分析データを見つけた。

データを下記のように分析されています。

■強み

• 日本のまんなか(関東、関西から2 時間でアクセス)
• 人口 80 万人超の都市圏にある
• 新たに開通する高速道路網(新東名、三遠南信)
• 富士山静岡空港、名古屋空港などの活用可能性
• 太平洋から南アルプスまで広い観光エリア・多様な資源
• 30分圏内に観光資源が集積している
• 豊富な食材(水産物、農産物)、国内で有数の生産量
• 魚介類が豊富
• 花の栽培が盛ん。一年中花を楽しめる
• 海、山、川に囲まれ自然が豊か。景観が美しい
• 湖北五山、文化財
• 宿泊施設が充実している
• 世界有数の企業(産業集積)があり、産業観光の資源が充実
• 楽器メーカーが立地しており、文化的である
• コミュニティが大きすぎないので、情報共有しやすく協働しやすい

■弱み

•東西の谷間(通過点になっている)
•対外的にも地元に対してもPRが下手、 PR不足
•浜松のイメージ(地名としてのブランド力)が弱い、うなぎ以外の目玉がない等
•どこにでもある農水産物が多く、ここだけにしかないものが少ない(個性がない)
•浜松らしさの核となるものがない
•中途半端な地域(新しくも古くもない街並み、都会にも田舎にもなれない等)
•エリアが広いため「重点」を絞りにくい
•イメージ先行(例えば花など)で受入体制が整っていない
•周辺施設へのアクセスが悪い
•地元の人が地元のことを知らない。知 っていても訪れたこと、体験したことがない
•地域独自の提案に乏しい(ご当地グルメ、周遊プラン等)
•連携不足(資源はいろいろあるが、個々バラバラ。協調性に欠ける)
•1 次産業、 2次産業が充実しているがゆえに、観光産業が育たない
•個人型など新たな旅行ニーズに対応しきれていない宿泊施設
•浜名湖周辺に観光協会がたくさんあり、一元的な窓口がどこかわからない

■機会

•交通インフラの新たな開通(新東名、三遠南信)
•志向の変化(マラソンブーム、歴史好き、若者の地元回帰等)
•食への関心、B級グルメブーム。グルメ情報はメディアが取りあげてくれる
•農水産物に多様。素材が豊富
•体験志向(教育旅行の受け入れ、農業・漁業も題材になりうる)
•首都圏に多く存在する静岡県出身者は有力な(口コミ)サポーター
•住民の考え方に多様性が生まれてきている(多様な担い手の存在)
•高齢者の増加に伴い、交通の便利な地域として注目される
•原発事故後、観光客の目が関東以西に向いている
•不安定な海外の観光事情

■脅威

•新幹線の素通り
•新東名の開通に伴い外への流出、素通りが加速
•海外からの誘客に積極的な都市、ブランド力を増した都市の増加
•周囲にどんぐりの背比べのような競争相手が多く、共倒れする
•富士山が強烈に発信され、相対的に埋没する
•お取り寄せが増え、現地を訪れない人が増える
•うなぎの原価が高騰。減少する出荷量
•地物(魚、野菜など)が高い
•価格競争を抑止する力がない。何でもB 級 に流れる。
•人口減少、少子化
•円高
•時代の変化に対応した産業転換が図れていない
•東海地震等大地震の発生(津波被害の懸念)
•インターネット(ツイッターなど)による風評被害

開業エリアを探している時に感じたのは、まさにこの「弱み」の部分。
中途半端な地域・エリアが広いため「重点」を絞りにくい・周辺施設へのアクセスが悪い。
エリアが広くて、観光スポットへは電車でアクセスしにくいのです。

しかし、浜松でエリアを選んだ理由っていうのも
この強みの部分であるのと、まだゲストハウスの競合が近くに居ないこと。

そして、機会の
志向の変化(マラソンブーム、歴史好き、若者の地元回帰等)
ゲストハウスをやる上では、ポイントとなりうるところ。

今回のこのデータは、その通りだと思うし
市としても、状況を把握しているのだと感じますし
だから、まだまだ伸びしろがあるとも思います。

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