今回見つけた物件は古民家と言っても
実は、戦後の物件なのです。
しかし、戦後の物件の割りに築年数よりもっと古く感じます。
っと言っても、「古い=ボロい」と言う意味ではなく
築年数よりも味のある物件と言う意味です。
さて、この物件の図面ですが・・・
1953年にドラフターが開発されたので、それよりも遥か前に製図されたわけです。
尺金による完全手書きの頃でしょう。
現代のように、CADで描かれた図面よりも浪漫を感じるのは私だけでしょうか。
手に入れた図面は、新築時の建築図面でして
その後、増改築がされています。
当初内覧したときは、二帖の謎の小部屋があって
いったい、この小部屋は何のためにあるのだろうかと思っていましたが
当時の図面を見ると、浴場だったり
今のダイニングは、土間のお勝手場だったり
古い図面と現物を照らし合わせて、驚きと発見が面白い!
断面図を見て、屋根裏の構造が
つり天井なのかと知ったり。
物置として使えそうと、構想してみたり。
物件の謎を解ける、古い図面を見るのは浪漫が詰まって楽しいものですね。